整形外科とは主に身体の運動器が障害されたときに生じる症状に対して治療を行う診療科です。運動器とは身体運動に関わる骨・背骨・筋肉・関節・神経などの総称で、運動器はそれぞれが連携して働いており、どのひとつが悪くても身体はうまく動きません。また、複数の運動器が同時に障害を受けることもあります。その障害を適切に診断・治療を行う診療科が整形外科です。
その障害とは日本人の男性の訴えで最も多い腰痛や女性の訴えで最も多い肩こりなど日常誰でも経験する病気から骨折、捻挫、打撲、切り傷などよく見られる外傷(ケガ)、多発する関節痛を生じる関節リウマチや加齢に伴う変形性関節症(関節軟骨の擦り減り)などの慢性疾患、高齢化社会の中で最近問題となっている骨が脆くなる骨粗鬆症の治療を行います。